就活 2021 3 7

書名 就活のワナ あなたの魅力が伝わらない理由
著者 石渡 嶺司  講談社プラスアルファ新書

 政府は、新型コロナウイルスによって打撃を受けた、
観光業や飲食店の救済に忙しいでしょうが、
大学生の救済も考えるべきでしょう。
 感性が豊かで多感な年代であるので、
大学生も大きな打撃を受けたと思います。
 感染症対策で大学が閉鎖されて、
「Zoom」などの「Web授業」になりましたが、
これが多くの「ひきこもり」を作り出したと推定しています。
「毎日、通うという習慣が大事である」
 私の体験から言えば、
数多くの「ひきこもり」が出てしまったのではないかと思います。
 昔話ですが、私は、田んぼの真ん中という「田舎」に育ったので、
大都会という環境になじめず、大学が嫌になってしまったのです。
 しかし、通学するという習慣ができていましたので、
精神的には落ち込んでいたのに、
肉体的には「通う」という習慣がありましたので、
無事に卒業できました。
 就職活動を考えていた学生にとっても、
大きな打撃を受けたと思います。
 詳しくは知りませんが、
もし、スケジュールが以下のようなものだったとしたら、
大きな影響があったと思います。
(正しい日程は、大学の就職センターに確認してください)
9月から12月 秋インターン
1月から2月 冬インターン
3月 説明会
4月から5月 面接
6月 内々定
 2020年は、1月下旬から「コロナ騒ぎ」になっていて、
2月になると、多くの人が不安を感じようになって、
3月は、毎日のようにコロナのニュースがあり、
4月には、緊急事態宣言があって、不要不急の外出は自粛となりました。
 新型コロナウイルスは、就職活動の時期を直撃したのです。
未知のウイルスに対する不安が、
慣れない就職活動に対する不安に重なって増幅したと思います。
そのうえ、情報不足も重なったと思います。
 政府は、感染症対策や事業者支援に忙しいでしょうが、
声を上げられない「弱者」にも支援を考えるべきです。
 昔の大学生は、「学生運動」などで政府を糾弾したのでしょうが、
今の大学生は、ひたすら耐えて、自分を責めているでしょう。















































































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